ケーキづくり

あんこパウンドケーキをつくろう

あんこパウンドケーキ

パウンドケーキをね、よくつくるんです。
基本的に「卵・薄力粉・砂糖・油」があればつくれちゃうし、慣れればつくる時間もそこまでかからないし、おいしいし。
私はいつもパウンドケーキはバターもベーキングパウダーも使わないでつくっています。
その方が思い立った時に家にある材料ですぐにパウンドケーキがつくれちゃうからです。
それでも結構ふんわりと仕上がって美味しく作れます。

そして、今回は甘さ控えめのつぶあんの作り置きがあったのでつぶあん入りのパウンドケーキをつくってみよう!と思い立ちました。

また、ここでは、パウンドケーキ型を使いますので、必ず事前に用意しておいてください。
パウンドケーキ型については「パンづくりの道具」パン型のところで紹介していますので良かったら参考までにしてください。

また、パウンドケーキ型以外にパウンドケーキを作る道具として、ハンドミキサーと粉をふるうためのふるいがある方が良いです。
ハンドミキサーはなければ泡立て器で自分でミキシングとなりますが、かなりの時間がかかり手も疲れて大変です。
ふるいはなければ粉はふるわずとも出来ますが、混ぜる時にダマになりやすいかもしれません。

=目次=
①あんこパウンドケーキをつくるために必要な材料
②パウンドケーキ型の準備
③あんこパウンドケーキの生地をつくる
④あんこパウンドケーキの焼成
⑤あんこパウンドケーキの出来上がり

あんこパウンドケーキのつくるために必要な材料

あんこパウンドケーキをつくるために必要な材料は下記です。

A)卵黄2個分
A)砂糖20g
B)卵白2個分
B)砂糖20g
薄力粉100g
米油60g
つぶあん200g

作り方の手順的にわかりやすく、卵黄・卵白を分けて書いてますが、卵は全部で2個砂糖は全部で40g使います。卵のサイズはMサイズでもLサイズでもどちらでも良いです。Lサイズの方が生地量が若干多めになります。ここではMサイズを使用して作っています。

つぶあんは手作りでも市販のものでも大丈夫です。
ちなみに今回は手作りのものを使用しています。
作り方は「甘さ控えめのつぶあんをつくろう」で紹介していますので時間がある方はチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。

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パウンドケーキ型の準備

パウンドケーキを焼くには必ずパウンドケーキ型が必要なので、事前に用意しておきましょう。

私はパウンドケーキ型はコレールブランズジャパンという会社が扱っているパイレックス容量600ml・サイズ約幅185×奥行95×高さ60mmのものを使っています。
が、これでなくとも、似たような大きさのものがあればそれで問題ないかと思います。
パウンドケーキ型については「パンづくりの道具」パン型のところで紹介していますので良かったら参考までにしてください。

また、パウンドケーキ型に直接、生地を入れると型に生地がくっついてしまって、型からケーキを出すのが大変になります。
なので、パウンドケーキの生地をつくる前に、型にクッキングペーパーを敷いて、そこに生地を流し込んで焼きます。

パウンドケーキ型に敷く敷き紙の作り方

パウンドケーキ型に敷く敷き紙はクッキングペーパーで作ります。
型に合わせて折ったりハサミで切ったりと少し工作が必要です。
特にコレといって簡単にできる方法はないですが、そんなに難しい作業でもないです。
慣れれば数分で出来上がります。

【1】パウンドケーキ型を裏返して置きます。

【2】パウンドケーキ型全体の大きさに合わせてクッキングペーパーを被せてカットする。

【3】型に合わせて手で折り目をつけて、しっかり折る。

【4】ハサミで4箇所切れ目を入れる。

【5】図の青い点線で囲んだ部分(4箇所)が折り込んだ時に長いので3分の1〜半分くらいハサミでカットする。

【6】カットしたらこんな感じになります。

【7】パウンドケーキ型にはめて出来上がり。

パウンドケーキ型だけでなくても食パン型の型でも基本的に作り方は同じです。

また、この作業が面倒な人は、すでに型の大きさに合わせて作ってあるパウンドケーキ型用の敷き紙も販売されているようです。
自分の持っている型にピッタリ合うもかどうかはしっかり確認してから購入してください。

》cottaでパウンドケーキ型用敷き紙を探す

》富澤商店でパウンドケーキ型用敷き紙を探す

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あんこパウンドケーキの生地をつくる

ではパウンドケーキ型も敷き紙も準備出来たらあんこパウンドケーキをつくっていきます。

【1】薄力粉100gを適当な大きさのボウルに計っておきます。
●ボウルの大きさは薄力粉100gが入る大きさで良いです。
※ここでは直径14cmのボウルを使用しています。

【2】卵2個を別々のボウルに卵黄と卵白に分けます。
●このボウルの中で材料を混ぜて行くので、卵黄は大きめのボウルに、卵白もあまり小さすぎず、なるべくなら大きめのボウルに入れるのが良いと思います。
※ここでは卵黄を入れるボウルは直径26cm、卵白を入れるボウルは直径17cmを使用しています。

●卵白は冷えている方が後で泡てる時に泡立ちが早いのでボウルにラップなどでフタをして一旦冷蔵庫に入れておきます。

【3】卵黄2個分を泡立て器で混ぜます。

【4】砂糖20gを計り入れます。

【5】泡立て器でしっかり混ぜます。

【6】米油60gを計り入れます。

【7】泡立て器で油が分離しないようにしっかり混ぜます。

【8】つぶあん200gを計り入れます。

【9】泡立て器で混ぜます。混ぜ終わったら、一旦、このボウルは置いておきます。

【10】冷蔵庫で冷やしておいた卵白2個分のボウルに砂糖20gを計り入れます。

【11】ハンドミキサーで泡立ててメレンゲを作ります。しっかりとツノが立つまで泡だててください。

【12】一旦、置いておいた【9】のボウルに【1】で計った薄力粉100gの大体3分の1程度をふるい入れます。

【13】泡立て器でぐるぐると粉っぽさがほぼ無くなるくらいまで混ぜます。

【14】【11】で作ったメレンゲの大体3分の1程度を入れます。

【15】泡立て器でぐるぐると白いメレンゲのスジほぼ無くなるくらいまで混ぜます。

【16】残りの薄力粉の半分程度をふるい入れて、ゴムベラに持ち替え、なるべく泡を潰さないように生地を切ってすくうように混ぜた後、残りのメレンゲの半分程度を入れてゴムベラでなるべく泡を潰さないように生地を切ってすくうように混ぜます。この作業をもう1回繰り返して、生地の出来上がりです。

【17】出来上がった生地を敷き紙を敷いたパウンドケーキ型に流し入れます。

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あんこパウンドケーキの焼成

生地を型に流し込んだらパウンドケーキを焼いていきます。
オーブンを180℃に温めておいてください。

【1】生地が型の全体に行き渡るように、生地を入れたパウンドケーキ型の底を台の上で2〜3回トントンと軽く落とし、天板に乗せます。
●強く落とす必要はないです。特にガラス製の型の場合は型が割れる可能性があるので布巾などの上で軽く空気を抜くような感じで良いです。

【2】オーブンで180℃・35分〜焼きます。

焼き始めの8分〜10分くらいの間に一度オーブンを開けて、あんベラやバターナイフなどで生地の真ん中にスーッとスジ(切れ目)を入れると、焼き上がりの生地がキレイに割れてくれます。
この作業をしなくても焼けますが、変な割れ方をしやすいので、見た目を良くしたい場合はこの作業をするのがおすすめです。
やけどにだけは十分に注意してください。

【3】焼けたら両手にミトンをつけて天板ごと取り出します。
やけどしないようにクッキングペーパーの端っこを持って、型から取り出し、網の上で冷まします。

●生地の中まで焼けているかどうかは竹串を生地にさして、ドロッとした生地がついてこなければOKです。
焼き足りない場合は少しずつ時間を足して中まで焼けるまで焼き足してください。

【4】粗熱が取れたらラップなどで包んでおく方が生地の水分が飛びすぎず、しっとり感が保てます。焼いた当日より次の日くらいが味が馴染んで食べ頃です。

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あんこパウンドケーキの出来上がり

というわけであずきパウンドケーキが出来上がりました。
結構キレイに山が上がってくれて私的には上々の出来でした。

切ってみるとつぶあんの粒が割と残っていていい感じです。
元々使うつぶあんの粒々具合によっても見た目や食感は変わってくるとは思います。


このバターとベーキングパウダーを使わないパウンドケーキの作り方は元々は「バターを使わないパウンドケーキ」という本に出会ってから作るようになりました。
パウンドケーキの基本的な生地の作り方はこの本を参考にし、自分で色々アレンジして作っています。
この本は私のパウンドケーキのバイブルでもあります。

この本のおかげで、いつでも思い立った時に自分が食べてみたいパウンドケーキを作るようになりました。
この本ではもちろんバターは使わないですが、ベーキングパウダーは使って作るパウンドケーキの生地も紹介されています。
メレンゲを泡立てるのが手間だったり、時間がなかったりする場合はベーキングパウダーを使った生地の作り方でパウンドケーキが作れます。
それ以外にも全部で4種類のパウンドケーキの生地の作り方が掲載されているので、バターを使わないパウンドケーキの作り方の幅を広げたい方には、是非おすすめしたい本です。

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