パンづくりの材料

パンづくりの材料

さて、パンを手づくりしたいけど材料はどんなものを使ったら良いの?となる方も多いと思います。
なので私なりのパンづくりの材料の選び方を参考までにお話ししていきたいと思います。

私のパンづくりの材料を買うポイントは2つです。

  • メインの小麦粉は「国産小麦粉」を使う
  • 小麦粉以外もなるべく国産で手に入りやすいものを

この2つのポイントについて少し詳しくお話ししていきましょう。

メインの小麦粉は「国産小麦粉」を使う

パンづくりの材料の私のこだわりの一番重要なのことは、

国産小麦粉を使う

これに尽きるかもしれません。
パンの主原料は小麦粉です。
なのでパンの大部分を占める小麦粉の味がイマイチだと美味しいパンは作れないと考えています。

というのも昔はコスト重視で1kg100円前後で売ってるような
びっくりするほど安い小麦粉を使ったりして焼いていたことがあります。
普通に焼けますし、オーブンに入れた時の釜伸び(膨らみ)もよかったです。
作業効率の点でも悪くなく、何より安い。ただそれだけでパンを作ってました。

けれどある日、子供が生まれて自然派コープの宅配を頼むようになって、
そこで国産小麦粉が販売されていたんですね。
当時は1kg300円前後位だったかと思います。
いつもの小麦粉の3倍くらいするけど、興味もあって試しに注文しました。
そして、その小麦粉を使って焼いて食べてみたら、

めちゃんこウマイ!

と、なっちゃったのです。小麦粉でこんな違うのか、と。
考えてみればパンの大部分は小麦粉でできてるわけですから、小麦粉の味に左右されるに決まってますよね。
今まで安いだけで小麦粉を選んでいた自分は本当に浅はかだったと思いました。
それ以降、パンは国産小麦粉を使って焼くようになりました。

しかし、国産小麦粉といっても色んな種類があります。
今でこそ結構色んなスーパーで売られていますが、
以前はそこまで気軽に売っておらず、買えるお店は限られていました。
私の場合は基本的に自然派コープの宅配を頼んでいましたから、よくそこで注文して買っていましたが、たまに街に出た時に富澤商店などの売ってそうなお店をのぞいては気になる銘柄を買ってみたりしていました。

》富澤商店で小麦粉を見る

また、インターネットでは結構国産小麦粉を扱っているお店があるので、量を買うと割安なることもあり、気に入った国産小麦粉は量を多めにインターネットで買ったりするようになりました。

今はインターネットで粉屋の息子「春よ恋 挽きぐるみ 25kg」を気に入ってよく買っています。
業務用サイズでかなり量ありますが・・・うちは5人家族で毎朝食べるのでこの単位でも消費します。

一時期はぐるてんでもよく買ったりしていました。
こちらのお店は家庭用サイズの取り扱いが多いので試しに使ってみたい小麦粉を買うのに良いです。

また、最近は子供が少し大きくなったのでやめていたコープ自然派の宅配を食の安全がとても気になり出したこともあり、また始めることにしました。
なのでコープ自然派で扱っている国産小麦粉を購入してみたりもしています。
コープ自然派では、小麦粉以外にもパンの材料はひと通り取り扱いがあります。
しかし、コープ自然派は会員にならないと買えないですし、小麦粉の取り扱い数はそこまで多くないので、食の安全に興味があったりする方で小麦粉以外の食品も色々買いたい人にはおすすめかと思います。

何種類か気になる国産小麦粉を試しに使ってみて、
味・価格・作業効率性など、自分に合ったものをパンづくりを楽しみながら見つけていければ良んじゃないかと思います。

ちなみに小麦粉の種類は薄力粉よりは強力粉の方が作りやすし膨らみやすいです。
私はいつも強力粉で作っています。
強力粉の方が生地も扱いやすく、膨らみも良いので作業しやすいですし、食べた時の引きが強くもちもちした感じも強いかなと思います。
しかし、薄力粉でも作れます。
強力粉より生地がベタつきやすく扱いずらくなりやすいですが、食感はサクッと歯切れ良く出来上がります。
あまり食べた時の引きが強いのが好みでない方は強力粉と薄力粉をブレンドするなど、自分でアレンジしてみても良いと思います。

》cottaで小麦粉を見る

小麦粉以外もなるべく国産で手に入りやすいものを

では、小麦粉以外はどんな材料を使っているのかと言いますと、
パンを作る場合、基本的には、イースト・水・油・砂糖・塩、です。
これらを購入するにあたって私自身が最近心がけていることは

なるべく国産

ということです。

小麦粉も国産でしたが、私自身、外国の輸入品ばかりに頼らずに、自国の食品自給率を上げたいという考えがあるので、自国を応援するためにもなるべく国産で、信用できそうな会社のものを買うように心がけようと、最近特に思っています。
しかし、国産は比較的お値段が高めという部分があります。
なので、一般庶民の私的には結構厳しい面もあるのですが、そこはお財布と話ししながら決めています。

また、もうひとつ、

近所のお店などですぐ手に入りやすいもの

というのも重視して買っています。
我が家は週に2〜3回位のペースでパンを作っているんですが、
結構「あ!油が足りない!」とかいう事態が発生しがちです。
その時にすぐに買いに行って手に入るものだとすんごく助かります。
国産小麦粉だけは無くなる前に早めに注文し、
その他の材料に関しては大体が近所のお店で手に入るものやコープ自然派の宅配で頼めるもので選んでいます。

  • イースト‥‥サフ インスタントドライイースト 赤
  • 水‥‥‥‥‥‥水道水を沸かして冷ましたもの(お白湯)
  • ‥‥‥‥‥米油(国産)
  • 砂糖‥‥‥三温糖
  • ‥‥‥‥自然塩

私が今使っているのは主にはこんな感じです。

では、ひとつひとつの材料について具体的にどんなものかをお話ししていきます。

イースト

イーストインスタントドライイーストを使っています。
その中でも一番メジャーで比較的手に入りやすいサフのインスタントドライイースト(赤)を使っています。
発酵力も安定していて、作業性が良いイーストだと思います。
パンを作るのが初めてだったりする方には手始めに使うイーストとしてはおすすめです。

しかし、メジャーといえどうちのすぐ近所のお店には売ってないので緊急の時は夫に会社帰りに買ってきてもらったり、無くなる前にコープ自然派で取り扱いがあるので宅配で頼んだりしています。

また、値段的にも上がってよければ個人的には国産のとかち野酵母インスタントドライイーストが使いやすくておすすめです。
以前に何度か使ったことがあるのですが、少し発酵が緩やかではありますが、その分パンの味わいが良い感じがしました。
ただ、近場で手に入りづらいのとコスト面でサフに切り替えました。
今後、コスト面に余裕ができたらこちらに切り替えたいと考えています。

》cottaでイーストを見る

》富澤商店でイーストを見る

は浄水器があれば浄水を使ったら良いかなと思います。
うちは浄水器がないので、水道水を沸かして冷ましたお白湯を使っていますね。

も色々ありますが、少し健康に良いものでコスト的にも買いやすく味にクセがない、国産の米油を使っています。
たまにオリーブオイルや気になるオイルがあれば使ってみたりはするのですが、普段使いは米油にしています。
こちらも近所のスーパーなどで買えるのでなくなった場合はすぐに手に入りますし、自然派コープでも取り扱いがあるので頼んだりします。
我が家の場合は週に2〜3回パンを焼くので消費が激しく、大きい容量のを購入しています。

》cottaで油を見る

》富澤商店で油を見る

砂糖

砂糖はこだわり出したら色々ありますが、今は三温糖で落ち着いています。
私自身、少しコクがある方が好みなので上白糖より三温糖です。
また、近所のお店ですぐ手に入りやすいので使っています。

本音はてんさい糖を使いたいなぁと思いつつもお高めなのもありなかなか手が出せずにいます。
これもそのうち余裕が出てくれば、てんさい糖を使っていきたいと考えています。

》cottaで砂糖を見る

》富澤商店で砂糖を見る

塩は自然塩でも精製塩でも良いのですが、私は栄養的にミネラルを多く含んでいる自然塩が良いかなと思って使っています。
精製塩の方がサラサラしているので、作業性は良いかもしれません。
味も好みが分かれるところなので自分が好きなものを探してみてください。
また、塩は量的にそこまで使わないので少し良いものでも良いかもしれませんね。

》cottaで塩を見る

》富澤商店で塩を見る

材料は自分の好みの国産小麦とお財布の許す範囲で

というわけで、私のパン作りの材料の考え方についてお話ししてきました。

結論としては、

国産小麦粉だけはこだわって他のものはなるべく国産ですがお財布の許す範囲で

自分好みのものを選んで行けたら長く楽しくパンづくりを続けて行けるのではないかと思います。
せっかく作るのですから頑張りすぎず、無理せず、美味しいパンづくりを続けて欲しいです。

また、作るパンによってはお話ししてきた以外の別の材料を使う場合もあります。
それはまた、そのつど、お話ししていきたいと思います。