パンの成型

ロールパンをつくろう

ロールパンを作る

食事系のパンで私がよく作るのは食パンに次いでロールパン
食パンを作るために生地を仕込んで、余った生地をよくロールパンにしています。
ここでは基本のパン生地を使ってロールパンを作っていきます。
パン型もいらないので手軽に焼けるので手始めに焼いてみるパンとしてもおすすめです。

= 目 次 =
①ロールパンを作るために仕込む小麦粉量について
②ロールパン生地の分割
③天板の準備
④ロールパンの成型から発酵
⑤ロールパンの焼成
⑥ロールパンの出来上がり

ロールパンを作るために仕込む小麦粉量について

生地は基本のパン生地の作り方で前日に仕込んで冷蔵発酵しておきます。
基本のパン生地のつくり方は「基本のパン生地」で紹介していますのでご覧ください。

私はロールパン1個につき生地60gを使っています。
小麦粉300gで仕込めば合計生地量≒出来上がりの生地量が約528gなので8個位は作れるかと思います。
作りたい数に合わせて前日に生地を仕込みます。

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ロールパン生地の分割

仕込んだ生地を使って、まずは分割からスタートです。
分割する際には手粉を用意し、クッキングスケールに保存容器を乗せて分割した生地を量ります。
詳しくは「国産小麦100%の角食パンと山食パンを作る」の、②食パン生地の分割【1】〜【4】をご覧ください。

【1】分割は60gでなるべく細長い涙型にしていきます。

【2】生地が分割できたら分割で傷んでいそうなところをなるべく下にして軽くまとめ、生地同士がくっつかないように手粉をつけて容器に入れて10分くらい休めます。生地が乾かないように密閉はせず、フタをかぶせておいてください。

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天板の準備

ロールパンはパン型は入りません。
オーブンの天板に成型した生地を乗せて発酵させて焼成します。

分割した生地を休ませている間に、天板の準備をしておきます。
天板に直接生地を乗せても良いのですが、生地がこびりついたりすると洗うのが大変なので、私はいつもクッキングペーパーを天板に敷いて、その上に成型した生地を乗せています。

これで準備OKです。

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ロールパンの成型から発酵

生地を休ませ終わったら、ロールパンの成型です。
成型時の手粉や麺棒の使い方は「国産小麦100%の角食パンと山食パンを作る」の、④食パンの成型の前に押さえておきたいポイントをご覧ください。

【1】作業台に手粉を薄く広げて、休ませた生地を出し、手で押さえてしっかり空気を抜きます。この時は手粉は少し多めでも良いでしょう。

【2】麺棒で長さ25cmくらいに伸ばします。片方は少し広めの幅で、先は細めを意識しながら伸ばします。

【3】幅が広い方の端から巻いていきます。

【4】なるべく隙間がないようにくるくると巻いていきます。途中、巻き終わりになる端っこを軽く引っ張りながら巻くと生地が締まりやすいです。

【5】巻き終わりしっかりつまんで止めます。

【6】巻き終わりを下にして天板に乗せます。

●天板に乗せる時は天板の端から指一本分以上の間隔を空けて乗せます。生地同士は発酵すると大きくなるので、発酵後の大きさを考慮した十分な間隔を空けて、火通りにムラがないようにバランス良く並べます。私の持っているガスオーブンの天板だと60g生地のロールパンは8個までが限界かなと思います。

【7】発酵器に入れます。私はいつも温度35℃・60分で設定します。ロールパンのような小型のパンの発酵の目安は60分から。60分後、発酵が足りない場合は時間を足してください。
※発酵器がない場合は型が入る発泡スチロールの箱などにお湯の入ったコップなどを入れて蓋やビニールをかぶせ、温度と湿度を保ちます。温かい場所に置くなどしても良いと思います。生地が乾かないように工夫してください。

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ロールパンの焼成

発酵が終わったらロールパンを焼いていきます。
オーブンを200℃に温めておいてください。

【1】発酵後の生地はこんな感じです。オーブンが温まったら、このままオーブンに入れて200℃・8分〜焼きます。

●発酵の目安は目指す焼き上がりの大きさより少し小さめくらいです。


【2】こんな感じで焼き上がりました。焼けたロールパンは、網の上で冷まします。

●焼き上がりの目安は見た目の焼き色が美味しそうかどうかで判断してください。中まで焼けているかはパンの底を見て、焼き色がついていたらOKです。

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ロールパンの出来上がり

というわけでロールパンが出来上がりました。
麺棒で伸ばす時に細長い三角形にうまく伸ばせると、キレイなロールパンに仕上がると思います。
私もそこまでうまくないですが、まぁ家で食べる分には全然OKということにしておきましょう。

小型のパンは冷めやすく、固くなりやすいので、触って温かさがなくなったら早めに食品保存袋などに入れるのが良いです。
そして、早めに食べることをお勧めします。
焼いたその日か次の日くらいがイチバン食べ頃かなと思います。

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